【本の紹介】図書室のはこぶね

本の紹介

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中学受験勉強中に、児童書や物語文を中心に読書に励んだ我が家。今日ご紹介するのは、、、

『図書室のはこぶね』(名取佐和子(著)、装画 カシワイ、装幀 田中久子)

以前より、児童書や物語文の本の表紙がアートだ、と書いてきました。今回、この本を紹介しようと手に取った時、「この本の表紙はカシワイさんにちがいない」とすぐ分かりました。なぜなら下の2つの本をはじめいくつかの本でカシワイさんの作品を見たことがあったからでした。だんだん、わかってきたぞ。

『夏の体温』『サステナブル・ビーチ』、の表紙のようにカシワイさんの絵は、優しい色使いで柔らかい線が特徴的ですね。

この「本の紹介」コーナーでご紹介する本は、どうしても学校が舞台のものが多くなり、この本も高校を舞台にしています。野亜高校を舞台に、『飛ぶ教室』(ケストナー(著))が箱舟となって、、、あれ?!謎解きの要素もあって、爽やかな青春物語です。是非、ご一読を!

「本の紹介」コーナーで読んだ本をまとめていると、類似するテーマやタイトルがあることに気づきます。

テーマでしたら、多様性、家族、戦争、コロナ禍、自分自身のこと(identity)、友達が自分と異なること、貧困、差別、モノづくり、チームワーク、、、。

タイトルでしたら、、

・食:『おいしいごはんが食べられますように』『とにもかくにもごはん』『おいしくて泣くとき』『ライオンのおやつ』『宙ごはん』

・本:『お探し物は図書室まで』『本が紡いだ五つの奇跡』、『図書室のはこぶね』、『教室に並んだ背表紙』(今度ご紹介します。)

・宇宙:『夜に星を放つ』『境界のポラリス』『かぞえきれない星の、その次の星』『蛍と月の真ん中で』『星屑すぴりっと』、『空をこえて七星のかなた』(今度ご紹介します。)、、、

このような分類は一般的ではありませんが、なんとなく、「本の紹介」でまとめていると傾向があるような気がしました。本を仕事にしている作家の皆さんは、本に関する物語を書きやすいのかな、と思いました。あと、宇宙はタイトルに入ることが多く、今年注目の『この夏の星を見る』もそうですね。

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