【本の紹介】ライオンのおやつ - 中学受験を伴走して考えたいくつかのこと

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今日紹介する本は息子のおススメ本です。

もともと本をよく読んでいたところに、麻布入試の出典から刺激を受け、児童書を中心に本をよく読んだ中学受験生活。今日紹介する本は、受験勉強期間中に読んだ100冊以上の本の中からおススメ本を息子に受験が終わった後に何冊か挙げてもらったものの1冊です。

この本を息子がおススメとして選んだことに少し驚きました。

我が家では、面白そうな本を貯めておいて、妻と息子と私が回し読みしていました。なので、私が先に読んでその後で息子が読む場合もあれば、その逆もあります。息子の方が家にいる時間が長いので、息子が先に読むことの方が多かったかな。しかし、この本は、珍しく私が先に読んでから息子に手渡しました。その時、思ったのが、、、

「今の息子には理解できないのでは、、、」

読んだのは、6年生の一学期でした。この本では、「死」を扱っています。息子は、近しい人の「死」を経験したことがないので、主人公の様子を想像できなくて、この本を良いと思わないのではないかと、私は思っていたのです。また、主人公は、30代前半の女性です。息子は到底、その気持ちの変化についていけないだろうとも思いました。「ホスピス」という言葉も聞いたことないでしょうし。

なので、、、息子がこの本をおススメ本として挙げた時に、「おっ」と思いました。

どのあたりが良かったのか聞いたところ、「まぁいいじゃない」とのこと。

心の機微が優しい風景と共に細やかに描かれているおススメ本です。是非、ご一読を。後日知ったのですが、NHKでドラマ化されたのですね。