【麻布対策】国語①

本の紹介

本ブログの目次はコチラ

6年生の秋以降、息子は国語ができるようになったように感じました。サピックスの偏差値で言えば、それまで50台前半が多かったですが、秋以降は60台前半に、時には60台後半や70を超えることもありました。自宅学習でも記号問題を落とすことが少なくなりましたし、記述が書けるようになりました。その理由は?と言われると、、、「???」で良く分からないのですが、これが原因かなぁと思うものをゆっくり振り返りながら考えてみます。

そもそも息子は入塾テストで記述は白紙、記号問題も埋めない、「適当な答えは?」=「いい加減な答えは?」と解釈するような感じでした。5年生の一学期時に私が麻布の過去問を見てその質の高さに驚いたのですが、「あと一年半でここまで到達するとは考えられないなぁ」とも同時に思いました。こんな難しい問題解けるようにならないよ。。。

例えば、2020年の麻布中入試の国語は『まだまだ、』(宮下奈都著、『つぼみ』所収)から出題されています。このお話は、姉たちから可愛がられている女子高生が、習い事や友人、家族との関係性を通じて、自分らしさとはなにか、考え始める物語です。自分のアイデンティティをテーマにしていて、それも女子高生で、、、「家が明るい」=「電気がついている」と考えるような息子に理解できるとはとても思えませんでした。。。

しかし6年生の秋には、急に国語ができるようになったことが私にも実感として伝わってきました。2012年の麻布中入試の国語の問題は『トンネルのおじさん』(堀江敏幸著、『未見坂』所収)から出題されています。その最後の問題(いわゆる主題と関連があります)で、「おじさんの家にある小さな靴は誰のものなのか」を問う問題があります。自分の考えを述べる問題なので、完全な正解はないのかもしれませんが、これを「おじさんとおばさんの子どもの遺品だと思う」と答えた息子の解答に思わず唸りました。過去問の出版社の解答は別の答が書いてありますが、それよりも深く読解できていると思いました。(注)麻布中の入試問題は記述問題が多く、出版社の解答は必ずしも100点満点ではないことがあります。複数の解答を見比べたり、サピックスの先生に伺ったりしながら精度を高めていきました。

後述しますが、5年生の1学期に私が過去問に目を通してから読書内容を意識するようになりました。もともと「よく読む」子だったので、読書は本人に任せていたのですが、お勧めの本、として私からも本を息子に紹介するようにしました。おそらく、ここから受験までの間に100冊以上は読んだのでは、と思います。その本は私も妻も読んで、「児童書はいいねぇ」と楽しみながら家族内で共有していました。本ブログでは、記憶に残っている本を今後いくつかご紹介いたします。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 受験ブログ 中学受験 2023年度(本人・親)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村
Kindle Unlimitedにサインアップして無料体験に登録する
Kindle Unlimitedに登録すると、人気のシリーズ、ベストセラー、名作などに好きなだけアクセスして、シームレスなデジタル読書体験を実現できます。
Amazon.co.jp: Amazon Prime
タイトルとURLをコピーしました