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「入試問題は学校から生徒へのラブレターです。」
というような内容のことを『2月の勝者』で黒木先生が話す場面があります。最初に読んだ時は、「大袈裟な話だなぁ」と思いましたが、本当にそうだったと今は思えます。
以前の記事で書きましたが、私は麻布を志望校として検討し始めるころ(息子が5年生1学期の時)、まず、麻布の過去問を購入しました。そしてその内容に衝撃を受けたのでした。この時、これがラブレターの意味か、と理解しました。
さらに、麻布中学の入試において、「その入学試験は最初の授業です」というように言う方がいますが、この意見に私は完全に同意します。息子は麻布中に入って、様々な授業プリントに取り組んだり、中間テストや小テストを受けたりしていますが、その内容のテイストは入試問題と共通しています。非常によく似ています。ですから、麻布中入試問題の延長に普段の授業があって、入試問題を見れば、麻布がどんな子に入学してほしいと考えているか分かるような気がします。麻布中の国語の中間テストはやはり記述問題が10題ほどありますし、毎週提出する理科のレポートは身近な現象を解析して考察・記述するものです。
そこで、、、もし、麻布中学受験を検討している方がいたら早めに入試問題集を購入し、親御さんが少し目を通しておくことを勧めます。(他の学校もきっと同じだと思いますが、経験がないので他校のことは正確には分かりません。)
サピックスでは、過去問は6年生の夏ごろから始めるよう指示がありますが、それとあらかじめ購入して親御さんが目を通しておくこととは別です。親御さんが目を通しておけば、勉強時間以外での声掛けや、時間の過ごし方が変わってくるはずです。(このことは後日、各科目ごとに書いていこうと思います。)
4年生や5年生でも麻布受験を積極的に考えているなら、親御さんは目を通しておいた方が良いです。さらに4年生であれば、10+2=12年分、5年生であれば10+1=11年分の過去問を持つことができます。サピックスでは第一志望は10年分やりましょう、と指示されますが、直前の1月は案外時間が余ることがありますので、過去問を多く持っておいたほうが有利です。
amazonで調べると、以下のように2021年度用、2022年度用、2023年度用の3つがありました。なんとなく新しいものを購入したほうが良さそうな気がしますが、、、新しい年度の問題はどうにかこうにか手に入れることができますので、この場合は、2021年度用を購入しておけば、「いざ受験へ!」となった時に、2023年度用のものよりも2年分多く簡単に手に入れることができるので有利かな、と私は思います。(2021年度用【10年分】を買っておいて、後で、2022年度と2023年度の2年分の問題を別の方法で購入すれば12年分になる、ということです。)
『2月の勝者』でラブレターについて書かれているのは9巻です。
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