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6年生の12月上旬に行われるサピックスオープン模試(4回目)が終わると、いよいよ次の試験は入試です。
サピックスオープン模試(4回目)は渋渋で受験しました。試験後、渋谷駅に帰る途中、久しぶりの渋谷が親子ともども懐かしく感じられました。6年生の上半期にNN麻布を受講するために、何度か渋谷に来ていたからです。夏から冬に季節はすっかり変わっていました。
そこで、NN麻布に通っていた時、「あの店、美味しそうだね」と言っていた餃子屋さんでお昼ご飯を食べて、おなかいっぱいで帰宅しました。それは、ラストスパートへの号砲でもありました。
この期間は約2か月間あるので、どのように過ごすかは本当に大事だと感じました。
あまり詳しく記憶していないのですが、、、冬期講習と正月特訓はとても大変だったように覚えています。この期間中ほとんど休日はありませんし、サピックスに通っている時間もとても長かったです。帰宅後に復習を仕上げて、次の日の授業に臨む。たまの空いた日には、積まれた復習を仕上げる。といった具合で、ずっと勉強していました。
冬期講習・正月特訓の時に、大量にプリントが配布されます。当然、授業で扱わないプリントも多いです。その中に、過去のサピックスオープンの問題と思われるプリントもたくさんありました。復習が終わった空いた時間は、このプリントも解いて、基礎固めをやっていきました。その答案を見ると、明らかに1か月前よりもできるようになっていることが、本人にも私にも分かりました。冬期講習・正月特訓はとても大変ですが、その「できるようになっている」という自覚が本人を前に進ませていると思いました。
冬期講習・正月特訓期間中も基礎固めの他に麻布対策も行われます。6年生の秋以降、なぜか急に国語ができるようになった息子ですが、さらにこの期間中に麻布対策の国語を徹底的にやることで、「国語はいける!」と思えました。
理科は、物心ついたころから好きだったので、いや、それが理由なのか分かりませんが、なぜか得意でした。普段のテストも麻布型の問題もできていたので、理科もあまり心配していませんでした。普段のテキストの復習や、コアプラスなどの基礎固めのルーティンや、SS麻布の復習を行うことに加えて、過去問の内容を分析してそれに合わせて理科の本を読んでいました。
算数は、正月の時点で、「平均点はとれるかな」くらいだったので、1月入ってから特訓をしました。毎週土曜日に(最後の土特は休みました)、「大問3つを30分で解く」というのを1セットとして、1日に6-7セット行いました。頭の働く午前中から始めて、5時間くらいはぶっ続けで、頭が働かなくなるまで、一緒にやりました。
具体的には、NN麻布、SS麻布や過去問、他の学校の麻布と類似した問題などで解いていない問題や、出来なかった問題、を解きました。これらの問題は、あらかじめ、このような状況になることを予想して事前に集めていました。
麻布は大問6問を60分で解きます。「6問、60分」を1セットにすると集中力が続かないので、その半分の「3問、30分」としたわけです。
息子が解き終わると、丸つけをして、出来なかった問題を、私が初見で目の前で解きました。スラスラ解ければ、どのように私が頭を使っているかを解説して後を辿って貰いました。一方、私が解けなければ、一緒に解答を見て、ポイントを共有しました。さらに、解けない問題の中で、解答を見ても「これは無理だろう」というものは、「捨て問にしよう」というように共有していきました。
「(「3問、30分で解答」⇒「解説」)×6-7セット」なので、かなり大変でした。ボクシングのスパーリングのようなものです。1月は毎週1回、算数はこのスパーリングを普段の復習に加えて行っていました。
大変ではありましたが、息子は、1月はSS麻布の算数の授業テストで、60点満点中50点を超えることが増えたので、この特訓で成果が出ていることを実感しているようでした。
「1月は新しい問題を解くのは止めて復習しましょう」とサピックスの保護者会では言われました。これは、新しい問題が解けなくて自信を無くすことを懸念する、という意味だと思います。
それならば、新しい問題が解けなくても落ち込まない状況にすればよいだけだと、思っていました。その1つの形が、一緒に汗を流したスパーリングでした。難しい問題に出会えば、その難しさを共有して、一緒に笑った、ということです。「こんなの解けないよ。捨て問、捨て問。」と言って、笑い合っていました。
困難に立ち向かっているのですから、その困難を共有して孤立させないことが大事だと考えながら、一緒に汗をかき、伴走していました。
続きます。
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