(雑談)国語の出典を当てる?

中学受験と向き合って

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息子が5年生の1学期に麻布の入試問題を見て、とても良い問題であることに衝撃を受けた私。

でも到底解けるようになんて思えないほどの難問。

もともとよく「読む」子だったので、読む本として、麻布の過去問で出題された本を中心に児童書等も読み始めました。そこから6年生の受験が終わるまでに、100冊以上は家族で読んだと思います。

「受験に読書は必要ない」なんて声も聞こえますが、我が家の経験で言えば、読解力・記述力の勉強と並行して読書を行えば、読書は触媒として国語(だけでなくほかの科目も)の成績アップに寄与してくれたと思います。

これだけたくさん本を読むと、試験で読んだ本が出題されるなんてことも何度かありました。5回受けた早稲アカの模擬試験では3回(60%)、実際の入試では4回中2回(50%)読んだ本から出題されました。けれど、あれだけ受けた(30-40回)サピックスの試験では1回も読んだ本から出題されることはありませんでした。

「読んだことがある文章が出たらどうか?」と聞いたところ、「どちらでも構わない」との返事。実際に出た時も、「家で読んでよくわからなかったところは試験でもやっぱりよくわからなかった」とのこと。

読んだものが出ると、「少し試験中に安心できるかな?」と思ったり、その逆に、「わかった気になって読解が浅くなっちゃうかな?」と思ったり。

けれども、読んだ本が出ても出なくても、100冊以上読んだことで、「読む」ということに全く抵抗がなくなり、それを楽しむことができるようになったなぁ、とは思いました。入試のころには未知のものを読むということに対する怖さがなくなり、「なんでも来い」という感じでした。

で、実際、麻布中入試ではどうだったかって?

それは後日、書こうと思います。

そうだ、そうだ。表題のことを書かないと。

素人ながら出典を分析すると、最近1-2年間に出版された本から出題されることが多いようでした。ほかの方が書いているブログを読むと、受験前の夏頃に作問するからそれより前に出版された本から出題されます、なんて記載がありました。出典予想をするブログもいくつかあって、参考にしました。読んだ本から出題されることはよいことなのかそうでないのかは分かりませんが、出典を当てたくなる気持ちは理解できます。私も宝くじを買って、番号を待つような気になりました。

よく出題される作家の最新作をチェックしたり、、、新聞や雑誌の図書コーナーを熟読したり、、、先日、紹介した『飛ぶ教室』内の文章やそこに紹介されている本を参考にしたり、、はたまた、文芸誌(『新潮』など)を参考にしたり、、本屋に行って、手に取ってみたり、、本を読んでは、主題を考えたり、そこに繋がる設問を考えたり、、。

こうして、、、それまで新書やビジネス書を読むことが多かった私の生活も少し変わりました。児童書、文芸書を読んでわかったことは、、、、

・自分にとっては新しい世界で、世界が広がった感じがあって、とても嬉しい!楽しい!面白い!

・自分ではとても及ばないくらい奥が深い!難しい!

・文芸の世界で活躍したり楽しんだりしている人はたくさんいる!

芥川賞や直木賞選考委員の皆様のコメントを読んだりすると、その内容が難しくて圧倒されてしまいます。

作家も、国語の先生も、言葉を扱うプロであるわけですが、プロがプロである所以を少し垣間見た気がしました。

素人ではとても届かないくらい深遠で広大な世界が広がっていました。

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