【本の紹介】(重要)「飛ぶ教室」を知っていますか?

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麻布国語の出典表を見てみてください。2018年に深緑野分さんの『緑の子どもたち』という作品がありますね。これをAmazonで調べてみても、そのような本は出てきません。???となって検索してみると、「飛ぶ教室」というキーワードが様々なサイトで出てきます。

「飛ぶ教室」と言えば、E.ケストナーの「飛ぶ教室」を息子が低学年の頃読んでたなぁ、でも何が関係あるのだろう?

さらに調べてみると、、、、どうやら「飛ぶ教室」という児童文学の雑誌があって、その中に掲載された物語のようでした。そこで雑誌を購入して、読んでみると、、、驚いた!!

とにかく、素晴らしい雑誌です。場合によっては小学校入学前の子から、中高生まで、そして大人も楽しめる雑誌です。この「本の紹介」コーナーで今後紹介する児童作家たちが連載したり寄稿したりしています。知らなかったよ。こんな素晴らしい雑誌があるなんて。下の表紙を見てみてください。中学受験でもなじみ深い作家たちが並んでいますね。(各号で執筆作家は少しずつ変わりますから、本当に多くの児童作家たちで創り上げられている雑誌であることが分かります。)

この雑誌では、言葉の美しさ、言葉遊びの楽しさを、子どもたちへの愛情と共に、慈しみを持って伝えてくれます。第68号は創刊40周年記念号なのですが、その中の「子ども大人辞典」が私にとっては面白かったです。各作家が「子ども」と「大人」を短い言葉で定義していて、作家たちが使う言葉のセンスに脱帽しました。以前紹介した安東みきえさんによると、、、「ある児童文学作家にとって「子ども」とは神と呼べる存在。しかし多くの「子ども」は彼女の本を忌避するなど時に悪魔と呼びたい存在ともなる。「大人」とは、老朽化した作者の高齢を言い替えて救おうとする優れた言葉。」とのこと。

麻布中入試に出たから麻布志望者だけが読めばよい、というわけではではなく、中学受験生は皆、いや、子どもたちはみんな読んだ方が良いと思います。

季節ごと(3か月ごと)の発刊なので1年に4冊です。たくさんの創作物語が掲載されているにもかかわらずそれほど厚い雑誌ではないので、子どもも大人も楽しみながら読み通すことができますよ。*中学入試、ということで言えば、最近1年間のこの雑誌の中にある作品の一部は必ず、どこかしらの中学で入試問題として扱われるだろうと思います。

余談です。冒頭の深緑野分さんの『緑の子どもたち』を探している時、深緑野分さんのtwitterに出会いました。麻布中入試にご自身の作品が出題されたことに対するコメントをされています。その言葉を読んで、とても温かい気持ちになりました。

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