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前回から大分時間が経ってしまいましたが、麻布の国語対策で思い出したことがあります。
みなさん、ご存じの通り、麻布中入試の国語の問題は物語文から出題されます。(←私が調べた限りにおいてはそうですが、急に論説文になることも、、、可能性としては、、、やっぱりないかなぁ。)
物語文ですので、様々な出来事や出会いなどを通じて、人や生き物の心情が変化していく様子が、ときに比喩などを通して直接的にも間接的にも描かれるわけです。そのため、問題では、「気持ち」を問う、特に「気持ちの変化」を問う問題が多くなります。
でも、「気持ち」って表現するの難しくないですか?
日常生活で、自分の「気持ち」を理解して表現して相手に伝えるのも難しいくらいなので、問題文を読んで登場人物の「気持ち」を表現することは、どう頑張っても、本当の「気持ち」と答案で表現した「気持ち」とでギャップが生まれてしまうように思います。
そこで、テクニック的なことではありますが、「気持ち」を表現することを勉強しないと、と利用したのが以下の本です。
『13歳からの「気もちを伝える言葉」事典 語彙力&表現力を伸ばす心情語600』(矢野耕平 著)
この本はタイトルに「事典」とあるように、たくさんの「気持ち」を表す言葉を集め、解説してくれています。(受験生の皆さんへ:「事典」「辞典」「字典」の違いは大丈夫ですか~?この本は間違いなく「事典」です。)そして、1つの「気持ち言葉」に対して、3-4個の類似の「気持ち言葉」を紹介してくれるので、語彙が広がっていきます。「安心」と「安堵」とか、、、似てるけど、微妙にニュアンスが異なりますよね。こうした言葉の表す「気持ち」の差異に敏感になれると思います。
通読するのも面白いと思いますが、我が家では、「事典」として使用しました。具体的には、サピックスの授業や、模試、過去問演習などで、「気持ち」表現が出てきた時に、復習として該当する「気持ち」言葉を調べ、その頁を読む、というものです。
受験前は、何を聞いても、「面白かった」としか答えなかった息子も、この本を使用して少しは語彙が増えたかな、とは思いました。手元に置いておいて、必要時に「事典」として利用するだけで良いので、おススメです。
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