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息子にとっては、5年生の後半から6年生の1学期が最も大変な時期でした。すべてが新しく習うものばかりだったからです。入塾まで自宅学習をほとんどしていなかった息子にとっては、4年生の頃も新しく習うことばかりだったのは同じでしたが、5年生になると週3回の通塾になるので、単純に量が増えますし、質もより難しいものになっていました。
ですので、6年生の7月上旬の組み分けテストが終わった時に、なんだか少し解放されたような気がしました。
「やっと、新規のものがなくなり、これからは復習と演習だけでよい」
と思えたわけです。
夏休みも基本的にはサピックスの指示通りに過ごしました。ほぼ毎日のように授業があります。扱った内容は翌日にテストされます。授業点の合計で2日毎にクラス昇降が行われるので、毎日の各科目のテストに気を抜けません。
①通常授業:息子の通っていた校舎では午後に授業があったので、習ったことやできなかったところを、帰宅後と午前中に完璧にして翌日の授業に臨む、ということを繰り返しました。保護者会動画でそのスケジュールを聞いた時、「そんなに大変なことはできるはずがない」と思ったのですが、すごい集中力でやっていました。サピックスが配信していた授業の解説動画も参考にしていたようです。「完璧に」と言いましたが、それはすべての問題をというわけではなく、授業で解いた問題だけにおいて、ということです。以前にも書きましたが、例えば、算数では、A(易しい)~E(難しい)まである中で、E問題まで完璧にする必要はない、と思います。受験本番でも、基本的な問題をしっかりとることが大事なので、A~C, Dくらいまでしっかりできるようになれば十分です。終わってみれば、最初は、無茶苦茶だと思ったサピックスの指示も、決してこなせないようなものではなく、とてもリズムの良いものでした。
②有名中:以前、社会についてお話しましたが、国語や理科も有名中の問題を解くように指示がありました。どの教科も締め切りまでに3校程度を解いて、添削のため提出していました。締め切りは夏休み期間中4回あったので3×4=12校くらいそれぞれの科目で解いたのかな。これをやると、各科目とも、案外、合格点をとれるようになっていることが分かり自信につながったようでした。ちなみに、当然ではありますが、、、麻布の問題を解く指示はどの科目でもありませんでした。
③麻布対策:せっせと過去問を貯めて15年分くらいは家に準備していました。また算数に関しては30数年分集めていました。サピックスからは夏休み以降に解くよう指示がありますが、9月以降のどこに過去問を解く時間があるのでしょうか?それを全くイメージできなかったので戦々恐々としていました。。。そこで、7月組み分け後や、夏期講習の中休み(8月上旬にありました)期間、カキシ後、8月マンスリー後などの時間を使って、少しずつ麻布の過去問を解いていきました。8月下旬に5日間行われるカキシで、息子の校舎では、麻布の国語の過去問を3年分やってくれて本当に助かりました。
④その他:ルーチンとして、基礎トレはもちろんですが、コアプラスや知識の総完成などまとめテキストを何度か繰り返し復習する時間を毎日設けました。
⑤効果:受験を終えて実感するのは「(基礎力+学校別対策)×コンディション」が大事、ということです。6年生の夏休みは、学校別対策を少しずつ始めていきましが、メインは「基礎力強化」です。先取学習をしていなかった息子を見ていると、ようやくみんなに追いついた、とモチベーションが上がっていることが実感されました。それもあって、6年生の夏休み期間中に徹底的に基礎を固められたのは本当に良かったです。ここから入試までノンストップですが、ここで基礎を固めたことで、後はどんどん伸びていきました。なので、、、6年生の夏休みに取り組むべき課題の優先順位は、「普段の授業>有名中>学校別対策」の順かな。何度も言いますが、基礎固めが本当に大事です。あと、、、当然ですが、睡眠時間の確保も重要です。眠い時に、勉強しても身につきませんから。我が家では7月から過去問を始めましたが、都合により取り組めない人もいると思います。その場合でも、8月下旬のカキシ後で、9月の通常授業開始前の期間に、なるべく過去問を進めておくことはおススメです。9月以降は、本当に空いている1日などほとんどありません。
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