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今日の本は、頑張っている人に是非読んでもらいたいです。
『生者のポエトリー』(岩井 圭也 著)
中学受験勉強期間中に読書に勤しんだ我が家。その時、読んだ本の中で、私にとってのベスト1がこの本です。通勤中に読んでいたのですが、感動して思わず泣きそうになりました。
この本は6つの話から構成されていて、それぞれに主人公がいます。その主人公たちはつながりを持ちながら話は進んでいきます。
ポエトリーとは「詩」のことです。
以前、言葉には「切る」力があると書きました。言葉は、境界を作って、あっち側とこっち側とを分けてしまいます。言葉は相互理解の手段の1つであるにもかかわらず、「あっち側」と切り分けることで、使い方によっては相互理解を妨げてしまうことがあります。
一方で、言葉と現象との間には必ずギャップが存在し、そのギャップが言葉に曖昧さを持たせること、そしてその曖昧さが言葉で表現する世界を広げうることを書きました。
そして、、、この本で感じるのは、「言葉の力」です。
人が、心の底から本気で感じて、考えて、悩んで絞り出した言葉は、こんなにも人を感動させるのか、と思いました。文法も関係なく。出てくる言葉に思いを乗せて。
今まで、詩の良さを良く理解できたと思えたことはなかったのですが、、、とにかく感動しました!!
この本を読んだ後、息子に、「この登場人物たちの気持ちの熱さは分かるかい」と思わず言ってしまいました。息子はキョトンとしていましたが。
「心が震える」とはこういうことだと思いました。
頑張っている人に是非、読んでもらいたいです。必ず、勇気づけてくれます。不安で足が一歩出せない時に、背中を支えてくれます。是非、ご一読を。
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