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中学受験に向けて、物語文を中心に読書を進めた我が家でした。今日、ご紹介するのは、、、
『グレイッシュ』(大島恵真(著)、nakaban(イラスト))
以前、『「シャンシャン、、、」と「あの子のことは、、、」』の時に、『児童書を読み始めて気づいたことの1つが、、、小学校高学年~中学校の生徒が主人公の時、友達や同級生の家族のことや背景、ルーツを知ることで、「自分と同じじゃないんだ」と気づいていく、という感じのお話が多いな、ということです。』と書きました。
この本は、その逆で、、、家族のことで困っているのが、友達ではなくて自分である、というところがとても特徴的です。「あれ、なんか、うち変だ」「いや、大丈夫」ということを繰り返しながら、「自分が同じじゃないんだ」というところに気づいていきます。認めたくないけれど。何が問題で何に困っていて、閉塞感の中からどうやって抜け出そうか、ということを主人公は自立の階段を上りながら考えていきます。
1つ1つのセリフは明るかったり、前向きだったりするのですが、、、親や家族の問題を子供にはどうにもできないことがほとんどです。その背景がとてもリアルでとても重いです。この本は文研出版の「文研じゅべにーるYA」というシリーズの1冊ですが、大人も読む価値ありです。是非、ご一読を!
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