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息子にとっては、麻布の社会は本当に難しくて、最後まで「できるようになった」とは思えませんでした。
息子は、もともと暗記することが好きではない、得意ではない子でした。土特でときどき行われる150問の年号テストも最初は50個も正解できないくらいでした。しかし、6年生の秋以降に通常授業などで何度も繰り返しますし、コアプラスの他にも知識の総完成などまとめ教材を行っていくうちに、基本的なことは固まっていきました。そう思えたのは、冬期講習で配布される、恐らく過去のサピックスオープン模試と思われるプリントがよく解けるようになっていたからです。
6年生の頃には、麻布志望ということが定まっていたので、我が家では基本知識を細かく覚えることに熱を入れてはいませんでしたが、サピックスのスケジュールに乗っていれば、できるようになるものなんだな、と感心しました。毎年、開成の社会の合格者平均と受験者平均は70点満点中4点(記号問題2つ分)しか差がありませんので、社会の基本的な部分は多くの受験生が仕上げてくるものなんだろう、と思います。
基本的な知識を抑えることはできましたが、麻布の社会は難しくて、最後まで得点源にはなり得ませんでした。SS麻布社会の復習をしたり、社会の記述対策をしたり、新聞やジュニアエラ、重大ニュースを読み込んだりしていましたが、、、。ですので、得点源としてではなく、平均点(20点付近)をキープすることを目標にしていました。
以上のようにサピックスの通常の復習に加えて、各教科で麻布の先生の考えていることを想像したり、本人の弱点や穴を把握してそれを埋めたり、底上げしたりすることを、最後の2か月間続けていました。
多くの受験生の親御さんは、サピックスはただでさえ復習が大変なのに、それに自宅独自の学校対策を加えられるのか、と思われるかもしれません。これは、実は可能です。何故かと言えば、サピックスの負荷が12月と1月は減るからです。6年生の秋には空いた日など全くありませんが、12月中旬以降は、思いもよらずに空いている日が生まれてきます。この空いた日をどう過ごすかは、いくつかの選択肢と共にあらかじめ想像しておくと良いです。
あと、注意したのは、当然ではありますが、メンタルと体調を整えることです。難しい問題を解くときであってもなるべく楽しく解説したりしながら、取り組んでいました。また、体力を削らないために、睡眠時間は減らさずに8-9時間は確保していました。息子は1月もそこそこ小学校に通ったので生活リズムは安定していました。小学校の体育や校外実習がある日は、心地よい身体の疲れを感じ、それはメンタルによい働きをしているようでした。
以前にも書きましたが、1月に小学校に通うかどうかは正解のない問題です。我が家は共働きなので、息子を平日に自宅で1人にしておくとろくなことをしないだろう、と容易に想像できました。また息子も、「学校に行きたい」と言っていたので、1月下旬まで小学校には通っていました。とはいえ、2月1日(水)に向けて、1月27日(金)、30日(月)、31日(火)の3日間は休みました。私も妻も有給休暇を取得して休んで、暖かく、穏やかに、最後の仕上げを行いました。
親御さんが日中家にいられるのか、感染症が流行しているか、勉強の進捗状況、兄弟の関わりがあるか、本人が学校に行きたいと思っているかそうでないか、、、、各家庭で考える要素がたくさんあって、それぞれ異なりますので、正解はありません。昨年はコロナが5類になっていなかったので、人の移動も少なく今年ほど感染症が流行していなかったです。今年は保育園・幼稚園から高校まで学級閉鎖のお話をよく耳にします。つまり、今年と昨年でも状況が異なるわけです。それによって判断も変わってきます。だから、各家庭で判断して自信を持って行動することが大事です。親が迷うとその迷いは伝わってしまうから、自分の判断に自信を持つことが大事。他の方に意見を求める必要はありません。
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