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今日の「本の紹介」コーナーでご紹介するのは、いとうみくさんの作品です。特別に意識して集めていたわけではないのですが、気づいたら、3冊読んでいました。
『あしたの幸福』(いとうみく(著)、松倉香子(イラスト)、デザイン 北野亜弓(calamar))
『朔と新』(いとう みく(著)、装画 加藤健介)
『ちいさな宇宙の扉のまえで: 続・糸子の体重計』(いとうみく(著)、佐藤真紀子(イラスト)、装丁 城所潤(JUN KIDOKORO DESIGN))
気づいたら、3冊読んでいた、、、というのはやっぱり、読んでみたいと思わせる、何か、があるのでしょうね。
『朔と新』は野間児童文芸賞受賞作品ということもあって、とても有名ですね。中学受験関連で言えば、2021年に多くの中学校の入試問題で出題されたのでご存知の方も多いと思います。少し調べただけでも、6校(栄光学園中学校、ラ・サール中学校、成城中学校、浦和明の星女子中学校、淑徳与野中学校、カリタス女子中学校)で出題されたようです。この年に最も多く出題されたのかもしれません。(もっと多いかも)
しかし、私個人の感想ですが、あまり、『朔と新』には気持ちが入っていけませんでした。それは何故だろう?設定が特別だから?
私にとっては、むしろ、『ちいさな宇宙の扉のまえで: 続・糸子の体重計』がとても良かったです。糸子ちゃんのキャラクター、その周りの友人たちのキャラクターがいきいきしていて、今にも目の前で動き出しそうでした。うん、そうだな、朔くんと新くんは設定もあるのでしょうが、糸子ちゃんたちと比較すると、ちょっと動きがきごちないというかよそよそしい感じがしたんだな、私にとっては。
以前にも書きましたが、私が「いいなぁ」と感じる本は、中学受験で採用される本とは異なることが多く、国語の先生たちが持っているアンテナは特別だと感じます。
いとうみくさんの著書は中学受験国語の出典として頻出です。是非、御一読を。
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