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今日ご紹介するのは、、、
『#マイネーム』(黒川裕子(著)、装画 須藤はる奈、装丁 西垂水敦(krran))*この本の中に装丁を行っている方が登場します。とても嬉しい気持ちになりました。
児童書や物語文を息子の中学受験勉強に合わせて読み始めた我が家でした。そうすると、かなりの頻度で学校を舞台にした本があることに気づきました。当然か、、、。学校での色んなできごとや悩みに子どもたちがどのように向き合っているか、主人公の仲間のようになったような感じで想像していました。
学校を舞台にした本で多いテーマの1つが、自分のidentityに関するもの。子どもたちが、友人との交流や出来事を通じて自分というものに気づいたり、見つめ直したりします。なので、どうしても似たような感じの本が増えてしまうのですが、、、、。
この本は違いました!
identityをテーマにしているのですが、何かが違う。全然違う。設定がとても面白いです。けれど、それだけじゃない。
『それはただの名前
赤ちゃんの手のひらに降る
それはひとつ星
砂漠に落ちて 夜に震える
それは火種
ガラス瓶の底 燃え上がるときを待つ
それはただの名前
あなたの人差し指で発芽する
ただの名前』
それは、魂の叫びなんだと、最後まで読んで気づきました。『生者のポエトリー』でも同じような気持ちになりましたが、詩には人を感動させる力があるのですね。文学にまったく疎い私ですが、この本を読んで、テンポの速い展開の中に、時折、綺羅星のように出現する言葉たちに心を動かされました。是非、ご一読を!
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