【本の紹介】星屑すぴりっと「ひっつきもっつき？」 - 中学受験を伴走して考えたいくつかのこと

本ブログの目次はコチラ。

本日、ご紹介するのは、、、

『星屑すぴりっと』（林けんじろう（著）、いとうあつき（装画））

突然ですが、みなさん、「ひっつきもっつき」って言葉を知っていますか？

この本の中に、主人公はこの言葉を標準語だと思っていたというシーンがあります。私も同じように思っていたので、妻に聞いたところ、「あなたからしか聞いたことがない」とのこと。私も、みんなが知っている言葉だと思っていたのですが、どうやら広島あたりの方言のようです。

このお話は、広島と大阪を舞台にした子供たちのロードムービーです。主人公が「ひっつきもっつき」していた従兄のお兄さんが難病になり、彼を励まそうと、旅に出ます。描写がとても色彩鮮やかであることに加えて、広島と大阪の言葉がいたるところに溢れていて、とても温かみを感じさせてくれます。

ドキドキしたり、ワクワクしたり、ハラハラしたり、、、そして最後に感動して、、、。たくさんの感情が詰まった本です。是非、御一読を！星屑の中に埋もれた「すぴりっと」を探しに行きましょう！